よくある病気

変形性膝関節症

体重を支えてきた膝の軟骨が弾力性低下ですり減ることで、膝の痛みが徐々に重くなる病気です。進行すると安静時でも痛みが現れ、歩行障害を起こしたり膝に水が溜まったりします。レントゲン検査で重症度を確認してから、適切な治療を行う必要があります。当院では連携する岩手県立磐井病院にて手術を受けてもらい、術後のフォローはクリニックで対応できるようにしております。

変形性股関節症

股関節の軟骨がすり減り、変形が進むことで、体重をかけたり動かしたりするときの痛みが徐々に強くなる病気です。生まれつきの股関節脱臼や臼盖形成不全症などの原因がある方が多いです。長期間我慢してかばいながら生活を続けると、筋力が低下し関節の硬さが悪化しますので、年齢や変形の程度に応じて適切な治療、リハビリテーションを行う必要があります。連携する岩手県立磐井病院で手術を受けてもらい、術後のフォローはクリニックで対応できるようにしております。また、第3の治療としてPFC-FD(再生医療)を当院ではおこなっております。

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)

四十肩・五十肩は中高年に多い病気で、正式名称を「肩関節周囲炎」と呼びます。動作時だけでなく安静時でも慢性的な痛みの続く特徴があり、特に夜中になると痛みがひどくなる傾向があります。適切な治療を受けないと肩の関節が固まってしまい、「手をあげる」といった動作が難しくなる可能性が出てきます。痛み・肩の動きを良くするには、適切な治療に加えて、運動療法を行う必要があります。

腰痛

変形性腰椎症や筋膜性腰痛症、脊椎圧迫骨折、腰椎分離症、腰椎すべり症など、腰痛を引き起こす原因は数多くあります。中には過労や不適切なマッサージなどが原因で、症状が悪化することもあります。腰痛自体は多くの方が悩む症状のため、「病院に行くほどではない」と判断されがちです。自己診断はせずに、整形外科で適切な治療を受けることが重要です。

肩こり

首筋~首の付け根、肩~背中にかけての強い痛み・張りが起きる状態です。肩こりを抱えている方は多く存在しており、症状がひどいと頭痛・吐き気を伴うため、かなりつらい状態になります。主な原因は、過度なストレスや過労、冷え、筋肉疲労などですが、頸椎疾患や肩関節疾患の症状として現れる肩こりもあるため肩こりの原因は正確に診る必要があります。

頚椎症

首筋・背中の痛みや張り感、凝りが生じる病気で、過労などによる経年変化で頸椎の骨や椎間板が変形することで発症します。頸椎は近くに神経があるため、神経根症や頚髄症を発症すると、手足に力が入らなくなったり手足に痺れが現れたりします。お早めにご相談ください。

変形性腰椎症・腰部脊柱管狭窄症

加齢などによる経年変化によって、腰椎の変形や椎間板の変性が起きることで発症する病気です。進行すると、慢性的な腰痛を起こしたり可動域が狭くなったりする恐れがあります。脊柱管が狭くなると、腰痛だけではなく足の痺れや歩行困難の症状などのような下肢症状が現れます。歩行困難状態になると、歩くとすぐに痛くなって一旦休息を取らないと歩けない状態になります。まずはレントゲン検査とMRI検査などを受けていただき、症状と原因を診断して適切な治療・指導を受けることが大切です。

坐骨神経痛・腰椎間板ヘルニア

腰痛と臀部痛をはじめ、足の痺れや感覚障害、電気が走るような痛みが現れる病気です。これらの症状は、変性した椎間板が突出し、神経を圧迫することにより生じます。レントゲン検査やMRI検査などで確認してから、正確な診断と適切な治療を受けていただく必要があります。

骨折

手足・背骨・関節をねじったり、大きな負荷を加えてしまうことで、骨が折れてしまうことを「骨折」と言います。ヒビが入ることもあります。レントゲン検査を行い、骨折した箇所や折れ方により治療法を考慮します。治療のタイミングを間違ってしまい、骨が治るタイミングで行うべき治療を行わないと、完治しづらくなってしまいます。時期を逃すと骨が変形したり、骨がつかなくなったりするリスクもあり、痛みが慢性化することもあります。「骨折したかも」と心配でしたら、すぐに受診して適切な処置を受けてください。

腱鞘炎

手指や手の関節を動かす腱に炎症が起きることを「腱鞘炎」といいます。使いすぎが原因であることが多いです。「手指の腫れ・痛み」や「動かすとさらに痛む」などの症状が起きるのが特徴です。指に腱鞘炎が生じると「ばね指」というばねのように指がひっかかる症状も引き起こされます。痛みや不快感が出た場合は無理せず、当院までご相談ください。

関節リウマチ

ご自身の身体に免疫反応が起こる「自己免疫の異常」によって、炎症を引き起こす病気です。起床時の手のこわばりや腫れ・動きにくさなどの症状があります。進行すると、関節の破壊が起きてしまい、だんだん日常生活に支障をきたすようになります。左右対称の関節痛が多いのですが、関節症状が一つだけ現れることもあります。原因は未だに不明ですが、40~50代の女性に多い傾向があります。早期発見、早期治療により、関節の破壊を起こさないように治療することが大切です。

肘内障

「肘内障(ちゅうないしょう)」とは、肘の靭帯が亜脱臼を起こしている状態で、俗に「肘(ひじ)が抜けた」状態を指すものです。腕を痛がって動かしたがらないため、「肩が外れたのではないか」と心配して病院を受診する方が多いです。
「お子さんが転びそうになった時に、手を引っ張ったら子どもが痛がった」という状況で生じることが多いと言われています。特に1歳~3歳の幼児が多いです。
関節を元に戻す処置は、麻酔をかけずに簡単にできることが多いため、元に戻るとすぐに肘を曲げる・手を使う動作ができるようになります。
ただ、小さいお子さんが一人遊びしていたり,友達と一緒に遊んでいたりしている時などに肘の痛みを生じた場合には、骨折の有無を確認する必要があります。

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