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花粉飛散量は、過去10年で最大!

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今年のスギの雄花の花粉生産量は、関東、北陸、近畿、中国地方などにおいて、過去10年で最も多く、今春の花粉飛散量は極めて多いと言われています。

花粉症は、スギなどの花粉によっておこるアレルギー疾患の一種です。日本のスギ花粉症の患者数は人口の約16%に上ると推定され、この20年間急増しています。

花粉症が急増した背景には、戦後の積極的な植林による花粉飛散数の増加と、空気汚染などの生活環境の悪化があると考えられています。

 

症状)

くしゃみ 、鼻水、鼻詰まり、喉のいがいが、目の痒みなどがみられます。

その年の花粉の飛散数によっても症状の程度は変わります。飛散数が少ない年には、全く無症状のまま過ごす人もいます。また、重症の方では微熱、倦怠感、皮膚のかゆみなど、全身の症状がみられることがあります。

 

治療)

薬剤の作用により、花粉症の症状を緩和することが可能です。作用機序の異なる薬剤を重症度に応じて適切に使い分けることにより、5 ~ 6割の患者さんは、花粉症の症状がほとんど出現せず過ごせることが確認されています。

 

①抗ヒスタミン薬

くしゃみ、鼻汁、目の痒みなどが主症状である場合は、抗ヒスタミン薬がよく使用されます。効果発現は他の薬剤より即効的で持続性です。薬剤によっては、多少眠気が出ることがあります。

 

②抗ロイコトリエン受容体拮抗薬

鼻粘膜の血流を改善する効果があり、鼻閉が主症状の場合によく使用されますが、鼻汁、くしゃみの改善効果もあります。内服開始後1週目で効果が発現します。

 

③点眼薬、点鼻薬

点眼薬も抗ヒスタミン薬が主体です。症状が激しい時にはステロイド点眼薬が使用されることがありますが、眼圧の上昇に注意が必要です。

鼻噴霧用ステロイド薬は、鼻閉、鼻汁の改善効果があります。局所で高い効果を発揮し、副作用が少ない薬剤です。

 

④日常生活における対策

・メガネやマスク、帽子を着用

メガネやマスクを装着すると、非装着時と比べて、鼻や眼に入る花粉の数を半分以下に抑えることができます。花粉症用のものは、さらに浸入花粉数を減らすことができます。また、コンタクトレンズを使用している人は花粉がレンズと結膜の間で擦れるので、花粉飛散期だけでもメガネに替えた方がよいでしょう。

また、市販のマスクを使用するときは、湿ったガーゼを挟み込んで使用すると効果的です。

・外出から帰宅後に

帰宅後、手洗い、うがい、洗顔をしましょう。上着を玄関でたたくことも大切です。

・家庭生活で

花粉症大量飛散の日は、窓を開けず洗濯物や布団を干さなようにしましょう。

粘膜を傷つけるタバコは避けましょう。

規則正しい生活を送りストレスを溜めないようにしましょう。

 

栄養医学の視点から)

〜サーファーは花粉症にならない!? 〜

花粉症対策にはビタミンD、ビタミンB、ビタミンCが欠かせません。

テレビ番組などでも取り上げられて話題になったため、「サーファーに花粉症が少ない」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、その根拠として挙げられるのが「ビタミンD」なのです。

ビタミンDには免疫力を高める効果があることが様々な研究から明らかになってきています。この免疫を高める力が、花粉症の症状緩和につながるとのことです。

人間は紫外線を浴びることでビタミンDを生成することができます。そのため、十分な日光を浴びるサーファーは花粉症になりにくいと言われています。紫外線を避けて暮らす日本人に花粉症が多いのは、この辺りに原因があるかもしれません。

花粉症対策には、ビタミンD以外ではビタミンB群・ビタミンCにも効果が期待できるとされています。ビタミンB群は疲労回復効果などで知られていますが、粘膜の保護にも効果を発揮するので、花粉症で傷んだ目などのダメージ修復に効果があります。一方、ビタミンCは体全体の免疫力を高めますが、同時に抗炎症作用も期待できます。

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